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07/30 (金)更新

フィリピン人を採用するメリットとは? 採用手法も解説!

日本の企業にとってフィリピン人の人材は貴重な即戦力となります。

フィリピン人は真面目で日本人とも相性が良く、英語が話せるので労働力として注目されているのです。

実はあまり知られていないのですが、彼らを雇用するには特別なルールがあります。

今回は日本で人気の高いフィリピン人雇用のメリットや採用の仕方について徹底解説していきます。

フィリピンの人の特徴

フィリピン人の特徴は外国人の中でも、親しみやすくコミュニケーションを取りやすい事で有名でっす。

人柄や文化や慣習についての説明をしていきます。

距離感が近くフレンドリーな人が多い

フィリピン人はとにかくおおらかで明るい性格の人が多いです。日本に比べて距離感が近いく、初対面でも話しやすい人が多いです。

またフィリピン人は仕事の場面では握手をし、友人関係では数回会っただけでもハグや頬同士を合わせるなど、肌が触れ合う挨拶をすることが多いです。

ただフレンドリーなフィリピン人に対して注意しなければならないのが、フィリピン人は言葉をうまく聞き取れなかった場合、フィリピンでは「はあ?」「あ?」と返事してしまいます。

日本では少し印象が悪くなってしまいそうですが、決して悪気がある訳ではないので誤解をしないようにしましょう。

家族を大切にする

フィリピン人は家族をとても大切にします。

なので家族に何かあった時は仕事を休むことが一般的です。

フィリピンでは学校や職場でも家庭の事情を優先した場合には快く受け入れてくれます。

家族を支えるために高い給料を求め外国に行くケースがほとんどなので、職場では家族の悪口を言わないようにしましょう。

ホスピタリティ精神が高い

フィリピン人はホスピタリティ精神がとても高い国です。

初対面の人・観光客に対してもとても気さくに親切に対応してくれます。

かつて、スペイン領であったフィリピンはキリスト教が浸透していることから博愛精神を持っている人が多いです。

忍耐力が少し足りない

日本には一つの職場で長く働くことをよしとする風潮があり、嫌なことがあっても我慢する人が多いですが、フィリピン人は違います。

注意されてそれが嫌と感じたら辞める、プレッシャーを感じたから辞めるといったことは珍しくありません。

フィリピン人を雇用するメリット

日本企業がフィリピン人を雇用するのには、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

英語能力がある

フィリピンでは公用語として広く英語が話されているので、フィリピン人は英語を話すことができます。

日本企業のグローバル化に伴い、日本人の従業員とも英語でコミュニケーションがとれ、意思疎通がしやすいのがフィリピン人材を採用するメリットです。

海外の顧客とやり取りを行う、小売業や観光業や貿易業などでもフィリピン人は活躍することができます。
東京オリンピックや大阪万博に向けて、英語を話せてコミュニケーション能力の高いフィリピン人は非常に重宝されるでしょう。

日本人よりも求人が集まりやすい

フィリピンは日本より物価が低いため、日本では「低賃金」に類する給与でもフィリピン国内に比べ高収入となる場合が多いです。

飲食や介護などの重労働な仕事は、日本人を採用するのは難しくてもフィリピン人なら応募が集まりやすくなっている傾向にあります。
特に東京や大阪で等の都心部には最低賃金が他の都市より高いので、効率よく稼げる東京や大阪での就労を希望するフィリピン人が多いです。

ホスピタリティが優れている

以前はスペイン領であったフィリピンはキリスト教が浸透していて、フィリピン人の90%以上がキリスト教徒です。

キリスト教の博愛精神を持つフィリピン人は、ホスピタリティに優れていて、誰に対しても優しく笑顔で接する国民性を持っています。
そのため、ホテルや飲食業、介護職、家政婦など、ホスピタリティが重要となる業種・企業に従事している方が多くいます。

フィリピン人の採用方法

一般的に外国人を採用しようと思ったら、現地エージェントを介す方法と、直接雇用する方法のいずれかから選択します。

一般的な外国人雇用では企業は広告媒体や会社のホームページから直接雇用する方法を取る事が多いです。

しかしフィリピン人については、2017年8月に行われた法改正により、直接雇用を実施できなくなりました。

フィリピン人の雇用には、フィリピン海外雇用庁(POEA)が認定する現地エージェントを通さなくてはならないのです。このようなルールがある背景には、フィリピンに特有の事情が関係しています。

フィリピンでは人口数が増加している一方で、国内に十分な仕事がなく就職難が続いており、出稼ぎに出る若手がほとんどです。

海外で働く外国人労働者と雇用する企業の間では、「過剰な労働」「低賃金労働」を強いる問題などが発生しています。

このような問題が起こらない為に、審査を行っているのがフィリピン海外雇用庁(POEA) です。

契約内容の適正さや現地企業の登録情報をする確認する役割を担っています。

POEAの介入なしにフィリピン人を雇用しようとした場合、出国時に止められてしまい、そもそも日本に来ることができません。

POEAに仲介を通すのに加えて、効率的に求人を集める方法について紹介していきます。

フィリピン人がよく使う求人サイトを利用する

フィリピン人は、仕事を探す際、日本の求人サイトではなくフィリピンの求人サイトで紹介されている日本の求人を見ることが多いです。
フィリピンは物価が安いので求人サイトの掲載料も日本のサイトに比べて安く、コストを抑えて求人票を掲載できます。

このフィリピン人が多く利用している求人サイトを通す事で、欲しい人材を明確に絞る事が出来ますし、サイトはPOEAと提携しているので、スムーズに採用活動が出来ます。

フィリピン人従業員に紹介を頼む

外国人の労働者を雇用する際には、能力面や性格面で日本人を採用するよりも少し心配になってしまう事があると思います。

ただ既存のフィリピン人社員からの紹介の場合は、企業側も求職者側もマッチングミスが少なく安心して雇用しやすくなる傾向があります。

優秀なフィリピン人従業員からの紹介なら優秀な人材が来る可能性も高く、コストと時間をかけずに高水準な人材を確保することが可能です。

フィリピン人従業員を追加雇用したい人事の方は、まず社内のフィリピン人に紹介を依頼してみましょう。

フィリピン人の雇用に必要な手続き

日本企業がフィリピン人を雇用するために必要な手続きをご説明していきます。

上記でも記載したようにフィリピン人の雇用には、POEAとのエージェント契約が必要です。

POEAに書類を送る

現地エージェントとの契約が済んだら、エージェントからPOLOの審査に必要となる書類が送付されるので、書類を準備しましょう。

書類の準備が終わったらそれをフィリピン海外労働局(POLO)に提出し、審査を受けなくてはいけません。

フィリピン海外労働局(POLO)の審査には10日〜2週間程度の時間が掛かります。

フィリピン海外労働局(POLO)との面談

書類審査の終了後に、日本にあるPOLOと経営者の間で面接を行います。

なお面接は英語で行われるので、通訳を連れて行くことが可能です。

この面接に合格すると原則当日中にフィリピン海外労働局(POLO)からの承認証書をもらえるので、その後、就労ビザ申請を実施しましょう。

就労ビザの申請

就労ビザの申請を行ったら、フィリピンの日本大使館でビザ取得の手続きをしましょう。

フィリピンの日本大使館でビザ取得の手続きが必要です。

ビザ取得手続きが終わると、フィリピン海外労働局(POLO)からフィリピン人労働者に対して提出書類が送付されます。

フィリピン人労働者はその書類に必要事項を記載し、現地のPOEAに提出しなくてはいけません。

フィリピン人労働者がPOEAからの就労許可をもらえたら、日本に来日して実際に仕事を行うことが可能です。

フィリピン人を雇用する企業側の手続きは以上です。

まとめ

フィリピン人を日本企業が雇用する為の手続きについてお分かり頂けましたでしょうか?

フィリピン人は日本にとって非常に友好的で、頑張って仕事をしてくれるので「人手不足」や「グローバル化」に悩んでいる企業は是非雇用の検討をしてみましょう。

SELECTではフィリピン人の雇用サポートも行っていますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

 

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