
07/30 (金)更新
中国人を採用するメリットとは? 採用手法も解説!
近年日本では深刻な少子高齢化に伴い、労働人口が減少傾向にあります。
この加速する人手不足を国内の労働力で解消するのは不可能に近いと言えるでしょう。
ここで活躍するのが「外国人労働者」の存在です。
若い労働力が豊富な海外の人材を日本企業が雇う事によって、この深刻な人手不足を解消へと導く事が出来ます。
最近では韓国や東南アジアからの外国人労働者も増えていますが、その中で多数を占めているのは、中国人です。
優秀な中国人材を採用することで人手不足を解消したい、企業戦略の一環として活かせる人材に育てたい、と考える日本企業は大手を中心に増加傾向にあります。
中国人採用増えている理由とは?
人手不足により外国人の雇用が増加してきた中でも、何故中国人の雇用が人気なのでしょうか?
それは日本の企業側に優秀な人材を確保したいという企業戦略があるためです。
実際に優秀な中国人を採用したところ、業務上のプラスになったという声が多く聞かれ、会社の成長への期待となっているケースが見られます。
この企業の戦略に加えて、ここまで中国人が日本国内に増えた理由はさらに2つあります。
日本では中国よりも「清潔でインフラが整備されている環境」「事業基盤と充実した教育制度」があるので中国人も日本での仕事を希望する層が多くいます。
メディアにも取り上げられている通り、ここ数十年での経済発展に伴って中国国内の環境汚染は取り返しのつかないレベルにまで深刻化しました。
外に出ても空気、道路が汚く、魚をとる川の水も濁って、野菜や肉も汚染されています。
都市部だけでなく郊外でも健康に生きていくことが難しくなってきたので、より生活環境の良い日本に移住しようと多くの中国人が来日しています。
また中国では近年技術が非常に発達しており、技術レベルが向上しています。
ただ中国の都心以外の部分では、インフラ整備が充分に出来ていないので技術を身に着け、向上心のある若者でも国内で実力を発揮出来ない事が多くあります。
日本ではインフラ整備がしっかりとされているので、技術を身に着けた中国の若者が日本で働きたがっているのです。
中国人採用のメリットは?
日本の企業が中国人を雇うメリットについて説明していきます。
若い労働力を確保できる
少子化が進み、若者が減っている日本では、人口が多い中国人に若い労働力を求める向きがあります。
中国人としても、特に若者は日本のビジネススタイルを学びたい、日本の学校を卒業した後にビザを延長する必要があるなど、日本で就職するメリットは大きいです。
言葉や文化の壁など外国人ならではの問題もありますが、在日中国人の中で最も人口が多い20代の若者は柔軟性が高く、日本の職場にも早く馴染めることが多いです。
中国系企業や顧客との取引が加速する
中国人人材は、中国語を話せるのはもちろん、文化や国の事情を把握しています。
そのため、中国系企業や中国人との取引が加速することが期待できます。
中国には、世界中のさまざまな企業が工場を設けているため、製造業や卸売業、販売業などは中国企業と取引する機会が多いのではないでしょうか。
取引時の交渉を有利に進める事が可能になり、商品のコストを抑えて製品を入手する事が出来ます。
また中国人の顧客とのコミュニケーションの質が上がる事で、顧客満足度や客単価の向上も期待出来ます。
独創的なアイデアの創造
中国人は日本人とは異なる価値観や考え方を持つため、日本人には無い独創的なアイデアを創出できる可能性 があります。
お互いに刺激し合うことでスキルやモチベーションを高めたり、協力して新たな施策を打ち出したりと、プラスの効果が期待できます。
中国人の採用を増やす為に
中国人が、日本で仕事を探す時に重視するポイントについて解説します。中国人の人材を早急に見つけたい企業の人事担当の方は、以下のポイントを押さえて中国人から魅力的に映る求人票を作りましょう。
フラットで合理的な働き方ができるか
中国人は友達や家族に対する情は厚いですが、ビジネスの関係の人に愛想良くする習慣があまりありません。
日本人とは仕事上の価値観が異なる為、上司や取引先に対して仏頂面だったり、同僚がまだ働いているのに定時で帰ってしまったりと、日本人の感覚では戸惑うような振る舞いをしがちです。
しかし、これは単に無礼なのではなく、そういった愛想や気遣いは会社の売り上げに直結しないという合理的な考え方によるものです。
日本人的な働き方に合わせるとストレスになるということで、フラットで合理的な働き方ができる職場を選びたがる中国人は多いです。
なので自社で外国人の人材を受け入れる準備が出来ている事や、グローバル採用に力を入れている事をアピールしましょう。
スキルを獲得できる仕事か
中国人は母国に帰った時に存分に技術を発揮する為に、スキルアップの一貫として日本に働きに来ています。
そのため、次に転職をするとき、その「商品」に付加価値をつけられるスキルを獲得できる仕事を選ぶ傾向があります。
中国人を面接する予定のある人事担当者の方は、入社後に取れる資格や研修制度について説明できるようにしておくといいでしょう。
仕事よりプライベートを重視する
中国人は、仕事よりもプライベートを優先する考え方の人が多いです。
中国人を採用すると、中国のお正月である春節に休みを取りたい、故郷に帰るために数週間まとめて休みたいなど、日本人とは違う休暇の取り方を希望する場合があります。
人事部門は、面接でそのような休暇を希望するかどうか尋ねたり、有給の制度の説明をしたりするなど、休暇の取り方について確認しておきましょう。
中国人を採用する方法
中国人の人材を確保する為に、企業の採用担当者が知っておくべき募集方法について解説していきます。
中国人人材紹介サービスを利用する
日本の企業と中国人の人材をマッチングする人材紹介サイトは数多くあります。
日本国内でメジャーな求人サイトも中国人版のページを設けていることがあるので、既に人事採用に利用しているサイトがある場合は確認してみましょう。
中国人人材を専門的に紹介している求人サイトも多いです。技能や学歴、日本語レベルなど条件にあった人材をマッチングして紹介してくれるサイトもあり、費用はかかりますが高水準な人材を確保することができます。
また人材会社やサイトに登録する事で、自社の希望像に近い条件を提示出来るので効果的な方法と言えるでしょう。
中国人従業員に紹介を頼む
外国人の労働者を雇用する際には、能力面や性格面で日本人を採用するよりも少し心配になってしまう事があると思います。
ただ既存の外国人社員からの紹介の場合は、企業側も求職者側もマッチングミスが少なく安心して雇用しやすくなる傾向があります。
優秀な自社の社員から紹介してもらう事で、人材の質も保証され、採用コストも軽減されます。
中国語新聞・メディアに求人広告を掲載する
中国語新聞などの中国語メディアに求人広告を掲載する方法は、掲載料はかかるものの、人材紹介サービスを利用するよりかはコストを抑えられます。
中国語新聞は、東京版・大阪版・福岡版など各地版で作られているので、各紙各版の新聞社に問い合わせて求人を掲載しましょう。
上記の方法とは異なり、幅広い層の目に触れる採用方法なので人材の質にはこだわらず早急に労働力を確保したい場合におすすめです。
まとめ
中国人の人材を雇う事のメリットや採用方法について説明してきました。
優秀な人材が多く、中国語以外にも英語や日本語を話せる人材が多くいるのでコミュニケーションに関しても問題ありません。
SELECTでは外国人の採用に関する相談から、採用サポートまで全て行っていますのでお気軽にお問合せ下さい。
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