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07/28 (水)更新

外国人の雇用で地方企業が復活! 地方での外国人の採用の仕方

近年少子高齢化の影響により、日本全国で若手の人手不足が問題視されています。

中でも、都心よりも地方の人手不足が深刻化しており、『若手の人材不足』や『地域産業の事業継承』が問題視されています。

そこで今地方の人手不足への対策として、『外国人人材の雇用』が注目されています。

しかし地方の企業様の中には、

『外国人の人材はどうやって募集をすればいいのかわからない』

『どうすれば外国人が地方に来てくれるのか』

このような不安点を抱える企業様も多いのではないでしょうか?

そこで今回は地方産業での外国人人材の必要性や、実際に人材を確保するための方法を解説していきます。

地方の人手不足の状況

最近では若手の人材を中心に労働力が都市部へ流れる動きが加速しており、地方は深刻な労働力不足に陥っています。

2000年から2020年の間の就業者数の増減を都道府県別に示したグラフが以下になります。

(画像)

このグラフからも、いかに労働力が東京などの大都市圏に集中し、地方で減少している事が分かります。

今後もこの若手の人材の都心への流動が増加する事が予測されます。

このような人手不足を解消するために、今後重要になってくるのが外国人人材の活用です。

外国人の「技能実習生」「特定技能」、また最近では日本の文化を好んで就労を希望する「外国人留学生」が非常に多くいますので、この層を雇用する事で若い労働力を確保して、人材不足を解消する事が出来ます。

ただいくら人手不足とは言え、外国人材の採用に踏み切るには不安も多いかと思います。

『しっかり働いてくれるのか』『日本語で十分コミュニケーションがとれるのか』『既存の社員とトラブルにならないかなど』懸念は尽きないでしょう。

このような不安は適切な人材会社を通し、自社でも受け入れの準備をしっかり行う事で解決できます。

例えば意識的にわかりやすい語を使って説明したり、大事な事は複数回反復して伝えるなどの取り組みが考えられます。

学習意欲のある外国人材であれば、働いているうちにどんどん上達するでしょう。

日本人社員とは異なる配慮が必要で手間に感じることもあるかもしれませんが、外国人材が働きやすい環境を意識することで、将来的に企業にとって貴重な戦力になってくれると思います。

外国人が働く事で企業が得する事とは?

前述で外国人の雇用によって人手不足が解消されると述べましたが、外国人の雇用によるメリットは他にもあるので具体的なメリットを説明していきます。

若い労働力を補充できる

外国人採用のメリット1つ目は、若くて優秀な人材を獲得できることです。

現在、日本は少子高齢化により、深刻な若い人材の不足に悩まされています。
そこで注目されているのが、海外のやる気のある若い労働力の確保です。

業種によって「技能実習生」「特定技能」「高度人材」「外国人留学生」の雇用により、人手不足の解消が見込めます。

グローバル化に対応

現在日本の企業では事業のグローバル化や国内の外国人の対応により、多言語化を求められています。

会社が海外への進出を考えているのなら、進出予定地域出身の人材を得ることで、大きく貢献してもらえます。

市場調査から社員の渡航、現地の商習慣や習俗のレクチャーなど、多くの役割を期待できます。

社内環境の活性化

外国人労働者の中には、向上心の高い意欲的な人材も多く、日本人とは異なる仕事への姿勢は、組織にとって大きな刺激となります。ともすれば、マンネリ化していた社内の停滞ムードを吹き飛ばし、社員の就労意識の向上にも役立つことが期待できるでしょう。

異なる視点からの発想

日本とは異なる文化が背景にあれば、日本人とはまったく違う発想やアイディアが出てくるでしょう。

そこから生まれる新しい視点は、滞った社内の空気を活性化してくれます。
外国人目線の提案や、異文化交流から生まれる刺激で新たなアイデアを創出しやすくなるのも外国人採用のメリットです。

外国人が地方で働く事のメリット

外国人の人材も日本人と同じく、都心で働きたがる傾向にあります。

外国人材は東京に対し、「憧れ」「先進的」「稼げる」などの良いイメージを持っており、地方企業で働く魅力を知らないまま東京に流れてしまうのです。

外国人材は東京以外の地域についてあまり知りません。

逆に言えば、外国人材に地方企業に就職する魅力を十分に伝えることができれば、地方に来てくれる可能性がでてくると言えます。

企業が外国人を雇用する事のメリットを説明してきましたが、今度は外国人が地方の企業で働くメリットを紹介していきます。

就職競争を避けられる

外国人が地方の企業を選ぶのには、就活時の競争が避けられるという魅力があります。

国内で人手不足が深刻化していると述べましたが、東京での就職は外国人材間の競争が激しく、就職したくてもできずに帰国してしまう方も多くいます。

東京での就活が上手くいかない人材や競争を避けたい人材にとって、地方での就職という選択肢が広がるのは魅力的です。

特にやりたいことが決まっている留学生などの場合、競争の激しい東京でなくてもその仕事に携われれば、地方でも働く事が期待されます。

都心に比べて家賃や生活費が安い

地方で働く魅力としてまず考えられるのが、家賃や生活費の安さです。

東京は賃金が高いから稼げると考え東京での就職を望む方は多いですが、実際に家賃や生活費を抜くと、手元に残るお金は東京と地方でほとんど差がない場合があります。

外国人材は日本で働いてお金を稼ぎ、母国の家族に仕送りをする方が多いです。

東京より賃金が安くても、家賃や生活費を抑えて仕送り額を増やせることが分かれば、地方での就労は魅力的に映るでしょう。

企業の制度や雰囲気による魅力作り

社内雰囲気が良いや、福利厚生が充実しているなど、企業そのものの魅力も重要です。

東京の企業と比べて、より良い待遇で働けたり、昇給や昇進の基準が明確であったりすることは、外国人材が地方企業を選ぶポイントになるので、外国人の募集を行っている企業は企業の待遇の改善を見つめ直しても良いかもしれません。

地方企業が外国人を集める為には

外国人材にとっての地方で働く魅力について見ていきました。では、上記の魅力を外国人材に知ってもらうには、どのようにアプローチすれば良いのでしょうか。

ここからは、外国人材募集の方法をいくつかご紹介いたします。

学校で説明会やセミナーを開催する

優秀な若手の人材を採用するには外国人留学生達に積極的に情報をアピールするべきでしょう。

大学側が開催している留学生向けの会社説明会などには積極的に参加をして行きましょう。

外国人材を採用したい地方企業は、大学や自治体が外国人材向けに行う企業説明会に参加する、大学のキャリアセンターに求人を掲載してもらうなどして、地元の外国人材にアプローチしましょう。

求人サイトに広告を掲載する

リクナビやindeed、また外国人材専用の求人サイトに広告を掲載する方法です。

広告を掲載する事によって、非常に幅広い層に自社の求人をアプローチ出来るようになります。

ただこの際に日本語能力等の制限を設け過ぎてしまうと外国人からの応募が集まりにくくなってしまうので気を付けましょう。

SNSを活用する

外国人材は日本人と比べて、情報集めにFacebookやTwitterなど企業のSNSアカウントをチェックする方が多いです。

企業のSNSの活用法は、求人情報を掲載したり、社員の働いている様子や社内イベントの様子を投稿したりと様々でしょうが、採用コストを抑えることができるので、外国人材を採用したい企業は積極的に活用しましょう。

外国人専門の人材会社やサービスを利用する

外国人専門の人材会社やサービスを利用した場合、自社の求めるスキルや日本語能力を持っている外国人をピンポイントに探す事が出来ます。

また必要な書類のサポートなども行っている所がほとんどなので、初めて採用を行う企業にはピッタリかもしれません。

外国人を社員として雇用する場合の注意点

外国人の労働者を社員として雇用する場合には、今までの日本人の雇用する場合に比べていくつかの注意点があります。

しっかりとした受け入れ体制を整えておかなければ、既存の日本人社員と衝突してしまったり、せっかく雇用したのにすぐに辞めてしまう可能性があります。

なので受け入れる前に事前確認や、準備を行っておきましょう。

労働条件の確認

外国人の労働者との労働条件については、しっかり書面に記し、外国人が理解出来るように説明しましょう。

この場合、外国人が理解できる言語で記載することが規定されていますので、日本語が難しい場合は、雇用する外国人の母国語で労働条件の書類を作成する必要があります。

書面での労働条件の提示はトラブルを回避するのにも有効です。

昇給・昇進の具体的な条件定義や、外国人の労働者は「残業」や「自分の業務外作業」についてあまり馴染みがありません。

日本では繁忙期であれば残業や、上司にお願いされて急遽、自分の業務外の仕事を任されたりする場面が多々あると思います。

ただ外国人にはそのような文化はないので、対応出来ない事もあります。

これにより日本人社員との関係悪化が引き起る事例もしばしばあるので、採用前に説明をしておく事トラブルの回避に繋がります。

社内の受け入れ体制を整える

外国人労働者にとって、日本での労働は未知な部分、よく分からない部分も多いと考えられます。日本人にとっては当たり前のことでも、外国人労働者には理解してもらえない可能性があるので、協力して仕事を進められるようにするためにも、文化への理解は深めておきたいところです。

場合によっては、外国人労働者受け入れのために、就業ルールの変更や追加などが必要になることもあるでしょう。外国人労働者とトラブルにならないためにも、入社してからではなく、事前に環境を整えておくこと、ほかの日本人スタッフなどに周知しておくことが大切です。

日本語能力を把握する

採用前に外国人の労働者の日本語レベルがどの程度なのかを確認しておきましょう。

会社での意思疎通はもちろん、地域社会でのコミュニケーションにも直結するので、どの程度の日本語能力を要しているかは確認必須でしょう。

外国人の日本語能力に関しては、日本語を話すことはできても書けない労働者、話すこと自体も難しい労働者とさまざまであるため、面接時にしっかり確認しておくことが重要です。

外国人の日本語レベルによっては、社内や外部機関による日本語の講座を行ったり、社内でよく使用する備品にローマ字でフリガナを打ってあげてもいいかもしれません。

また外国人の日本語能力を測る目安としては、日本語能力検定があります。

日本語能力試験とは?

日本語が母国語ではない、外国人へ向けた日本語の能力を測る試験になります。

日本語能力試験では、N1~N5までのレベルがあり、「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」の三種類のテストによって判断されます。

主に日本に働きに来る外国人はこの試験を受験しており、外国人を採用する企業はこのレベルを元に外国人の採用を進めていきます。

日本語能力試験:N1レベル

日常・ビジネスにおいて幅広い場面で日本語を理解する事が出来る。

日本語能力は非常に高く、日常会話はもちろんビジネス上の会話や専門用語なども理解することができ、ほとんど日本人と同じようにコミュニケーションに参加できます。

日本語能力試験:N2レベル

日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、ビジネスにおいてもある程度日本語を理解する事が出来る。

N1には劣るものの、ほぼ違和感なく会話が出来ます。

日本語能力試験:N3レベル

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。

日常会話は問題ありませんが、ビジネス上の会話やニュアンスやアクセントによっては伝わらないことも多少あります。

業務マニュアルを渡せば、一人でも仕事が出来るレベルです。

日本語能力試験:N4レベル

基本的な日本語を理解することができる。

日本人が話す日常会話はある程度理解できますが、自分の考えなどを話す(アウトプットする)のは少し苦手な傾向にあります。

日本語能力試験:N5レベル

基本的な日本語をある程度理解することができる。

挨拶や簡単な受け答えは出来ますが、コミュニケーションを満足に取るのは難しいです。

まとめ

地方企業が外国人を雇うメリットや、募集の仕方についてお分かり頂けたでしょうか?

地方では人手不足が深刻化しているので、外国人の雇用が今後急速に一般化してくると思っています。

SELECTでは外国人の採用から、雇用終了時までサポートを行っていますのでお気軽にお問合せ下さい。

 

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